醍醐寺の見どころは紅葉ライトアップ!御朱印は三宝院で頂ける?
醍醐寺は、伏見区東方に広がる醍醐山に広大な境内を持つ真言宗醍醐派総本山の寺院です。
874年、空海さんの孫弟子・理源大師聖宝が上醍醐山上で地主横尾明神の示現により霊泉を得、山上に草庵を結び、柏の霊木から彫った准胝観音、如意輪観音の両観音像を安置したのが起源。
1994年12月、古都京都の文化財として、世界遺産条約に基づく世界文化遺産に登録されました。
醍醐山全山を寺の境内とする京都でも屈指の大寺院で、堂宇の多さと寺域の広さは、洛南随一。
伽藍は、山上の上醍醐寺、山裾の下醍醐寺に分かれており、麓の下醍醐から頂上の上醍醐までは、徒歩で約1時間程もかかり、荘厳な敷地内には、金堂、五重塔、薬師堂などが立ち並んでいます。
醍醐天皇の冥福を祈るため、951年に完成された国宝の五重塔は、醍醐寺創建当時からの建物で、京都最古の木造建築物で、法隆寺、瑠璃光寺の五重塔と共に日本三名塔の一つに称されています。
広大な境内には、枝垂れ桜、染井吉野、山桜、八重桜など約2000本もの桜が植えられており、1598年4月20日に豊臣秀吉さんが、北政所ねねさん、淀殿、豊臣秀頼さんらをはじめとして、家族や家臣など約1300名を従えて、三宝院で「醍醐の花見」を催した事でも知られています。
毎年2月23日には、醍醐寺山上にある五大堂に祀られている不動明王、降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王の五大明王に無病息災や身体堅固を願う「五大力尊仁王会」が営まれ、金堂前広場では、恒例の餅上げ力奉納が行われ、男性150kg、女性90kgの巨大な五大力餅という紅白重ねの鏡餅を持ち上げて持続時間を競う力比べが行われ、優勝者には大鏡餅が授与されます。
毎年4月の第2日曜日には、「醍醐の花見」の様子を再現した行列「豊太閤花見行列」が催され、桃山時代の豪華絢爛な装束を身に纏った豊太閤、北政所、淀殿、侍女などに扮した約200名が、三宝院唐門を出て、桜馬場から仁王門、伝法院林泉を経て金堂まで行列を繰り広げて練り歩き、金堂前には特設舞台が設置され、雅楽、今様、狂言、地元少女による踊りなどが披露されます。
毎年5月15日〜21日には、西国三十三ヵ所第11番札所である准胝堂の御本尊の准胝観世音菩薩のご開帳が行われ、ご開帳中の日曜日に僧侶、信徒が共に観音経を読誦しご開帳法要が行われます。
毎年8月5日には、醍醐寺全山で「醍醐山万灯会」が営まれ、上醍醐では供養の灯が灯される中で「夜まいり」が行なわれ、下醍醐では1000を超える置き灯篭や提灯が参道を艶やかに照らす中で「精霊供養法要」や「お施餓鬼供養」が執り行なわれ、当日は国宝の金堂や五重塔などが特別にライトアップされ、幻想的な雰囲気を醸し出し、五重塔前の特設子ども広場には夜店が並びます。
所在地 | 京都市伏見区醍醐東大路町22 |
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電話番号 | 075-571-0002 |
営業時間 | 3月〜12月第1日曜日は9:00〜16:30 12月第1日曜日の翌日〜2月は9:00〜15:30 |
休業日 | 無休 |
拝観料 | 三宝院、伽藍、霊宝館各600円 |
駐車場 | 有料駐車場あり |
交通 | 地下鉄東西線醍醐駅からA番出口より東へ徒歩13分 |