南禅寺は、臨済宗南禅寺派大本山の寺院です。

1291年、亀山法皇が無関普門禅師を開山に迎えて開創されました。

格式の高いお寺で室町時代は隆盛を極め、京都五山を超える五山之上に列せられました。

境内は、勅使門、三門、法堂、方丈の伽藍が一直線並び、その周辺には、12もの塔頭があります。

三門は、藤堂高虎さんの寄進で、石川五右衛門さんが「絶景かな、絶景かな」と大見得を切る舞台となった事でも知られています。

小方丈の狩野探幽さんによる襖絵「水呑の虎」は、傑作として名高いです。

小堀遠州さんによる枯山水庭園「虎の子渡し」は、国の名勝に指定されています。

南禅寺境内は、2005年に国の史跡に指定されています。