隨心院の紅葉の見頃は11月上旬!御朱印は拝観受付にて授与される?
隨心院は、京都市山科区小野にある真言宗善通寺派大本山の仏教寺院で、女流歌人・小野小町さんが晩年を過ごした終焉の地としても知られています。
991年、空海さんの8代目の弟子にあたる仁海さんの開基により建立されました。
応仁の乱によりほとんどの建物が焼失しましたが、1599年に本堂が再建されました。
寝殿造りの本堂には、御本尊の如意輪観世音菩薩坐像、定朝様式の阿弥陀如来坐像、快慶さん作の金剛薩捶坐像などが安置されているので、仏像好きにはおすすめです。
世界三大美人の一人にも数えられ、隨心院にもゆかり深い女流歌人・小野小町さんは、容姿端麗なだけでなく、六歌仙・三十六歌仙の一人と称えられた和歌の名手でもあります。
能の間には、小野小町さんに寄せられた恋文を下張りにして造られたという文張地蔵、小野小町さんの晩年の姿を写したとされる卒塔婆小町坐像などが安置されています。
小野小町さんの邸宅跡には、小野小町さんが毎日顔を洗ったという化粧井戸が残っています。
本堂裏には、小野小町さんに寄せられた千束の恋文を埋めたとされる文塚が残っています。
境内にある名勝・小野梅園には「はねずの梅」と呼ばれる薄紅色の梅を中心にしだれ梅や紅白咲き分けの梅など、約230本が植えられており、京都屈指の梅の名所にもなっています。
毎年3月最終日曜日には、小野小町さんと深草少将の百夜通いの伝説に因んで、小野小町さんと深草少将に扮した少女たちが踊る「はねず踊り」が催されます。
所在地 | 京都市山科区小野御霊町35 |
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電話番号 | 075-571-0025 |
営業時間 | 9:00〜16:30 |
休業日 | 不定休 |
拝観料 | 400円 |
駐車場 | あり |
交通 | 地下鉄東西線小野駅より東へ徒歩5分 |