東寺は、別名「教王護国寺」、東寺真言宗総本山の寺院で、唯一残る平安京の遺構です。

794年、桓武天皇が平安京に遷都した際、平安京鎮護のため、796年、羅城門の東に建造。

823年、嵯峨天皇から空海さんに下賜され、真言密教の根本道場とし、今日に至ります。

1934年に国史跡に指定、1994年12月に古都京都の文化財の一部として世界遺産に登録。

南大門、金堂、講堂、食堂、北大門が一直線に並ぶ伽藍配置は、奈良時代の寺院建築形式。

五重塔は、日本最高の木造塔で、1643年に徳川家光さんの寄進によって再建されたもの。